老後の備えは、若い時から実践する!!

FPオフィス ワーク・ワークス ファイナンシャルプランナー(CFP)の中村宏です。

20代、30代の方々に申し上げても、なかなか届かないのですが、20年以上前には、まったく届きませんでした。
現在の方々のほうが、届きやすくなりました。

伝えたいメッセージは、「早くから老後の備えをする」ということ。

ひらたくいえば、コツコツと財産形成をするということです。

若い方の中には、「老後が現実的なものとして感じられない」、「自分には老後は来ない」、「年寄りになる前に死ぬ」という方がいらっしゃいますが、そんな方にこそ、しっかりと老後はやってくるのです。

「老後」を意識するのではなく、「老後に限らず、財産形成をすることで、将来の選択肢を豊かにする」と考えてはいかがでしょうか?

財産形成の手段はいろいろあります。

■財形貯蓄
多くの会社に、財形貯蓄の仕組みがあるはずです。
給与天引きで、毎月定額で積立貯蓄をする制度です。

社会人なったら、まず、スタートしたいものです。

■つみたてNISA
これも、社会人になったら、すぐに初めてほしい制度です。
毎月定額で投資信託を積み立て、運用益非課税という優遇税制を享受しながら、効率的な資産運用ができる制度です。

上記の2つは、必要に応じて、引き出しができますので、「老後」の備え以外の目的でも財産形成をすることができます。

たとえば、マイホームの頭金作り、子供の教育費準備、自動車購入資金準備など、、、、です。

■確定拠出年金(iDeCo、マッチング拠出)の活用
この制度は、60歳以降にしか引き出しができないので、老後資金の準備という目的にある程度絞られます。
しかし、最も大きな税制優遇を受けられる有利な財産形成の仕組みです。

現在会社が、確定拠出年金制度を導入しており、掛金(積立金)が給与、または賞与を原資としているのであれば、積極的な活用をおすすめします。

また、会社が導入している確定拠出年金制度に、マッチング拠出制度(給与の一部を掛金にすることができる仕組み)がある場合も、積極的な
活用を推奨します。

さらに、会社に確定拠出年金が導入されている場合でも、来年秋から、iDeCo(個人型確定拠出年金)との併用がしやすくなるので、積極活用をしてください。

そして、会社が確定拠出年金を導入していない場合もiDeCoを活用することができます。

有利な制度の「いいとこ取り」をしていただきたいものです。

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