配当利回りが高い銘柄は?

FPオフィス ワーク・ワークス ファイナンシャルプランナー(CFP)の中村宏です。

私事で恐縮ですが、私の資産運用に関していうと、現在、個別の株式は1銘柄のみ保有しています。購入したのが2000年ですので、保有期間は今年で20年、いわゆる”塩漬け”というやつで、今後も収益が確保できそうもないので、できれば手放したいと思っている株式です。

このような個別株の数々を、ここ15年くらいで徐々に整理し、最後に残ったのがこの銘柄。

投資経験のある方々にはわかると思いますが、株に限らずいろんな投資銘柄、商品に手を出すと、やがて保有しているのは損失を抱えたものだけが残ります。なぜなら、利益が出たものは早めに売却したがり、損失を抱えたものはなかなか売却したがらないからです。

私が現在保有している株は、FPの仕事をする前に購入したもので、負のレガシーと言ってもいいでしょう。
FPになってからは、資産運用の主体を徐々に投資信託に移しています。
投資信託での投資も、まとまったお金で一括投資をするのではなく、積み立て投資を実践しています。活用している商品は3つだけです。一時は、さまざまな種類の10本以上を並行して保有していましたが、絞りに絞って3本にしています。

個別株式への投資は、分散投資がしにくいことから高リスクです。
そのため、大好きな会社や自社株の場合は別として、あまりオススメしていません。

しかし、最近、日経新聞に、予想配当利回りのランキングが掲載されていましたので、ご紹介したいと思います。

配当利回りとは、年間配当金額(この記事では予想配当金額)を株価で割って求めます。

1位:日本たばこ産業(JT):7.7%

2位:あおぞら銀行:6.5%

3位:三井住友FG:6.1%

4位:三菱商事:5.7%

5位:三菱UFJFG:5.7%

6位:住友商事:5.5%

7位:りそなHD:5.4%

8位:ENEOSHD:5.3%

9位:出光興産:5.2%

10位:みずほFG:5.2%

これを見ると、上位には、銀行や資源関係の企業が揃っているので、これらの会社の業績が良いかというと、そうでもありません。将来的に特に成長が期待されている会社という訳でもありません。

配当利回りは、さきほども述べたように、「年間配当金額/株価×100」で求めるため、年間配当金金額が高くなると高くなります。株価が下がっても高くなります。

つまり、配当利回りが高いからといって、投資妙味がある銘柄という訳ではありません。

 

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