「納骨堂」が便利!

FPオフィス ワーク・ワークス ファイナンシャルプランナー(東京・調布)の中村宏です。

私事で恐縮ですが、中村家の墓は、”京王線の自由が丘”と巷で評判(?)の仙川駅近くの納骨堂です。

山口県に住む私の両親が、「わが家には墓がない」と生前からやかましいので、購入したのです。

2015年に購入したら、2016年に父が亡くなりました。
遺骨は、母が入所している山口県の施設の部屋にしばらく置いていましたが、認知症の母が「じゃまになる」というので、納骨堂におさめました。
母には、遺影だけでよかったようです。

仙川は電車で自宅から4駅先、駅から歩いても近く、ホームセンターやスーパー銭湯、市営のテニスコート、おしゃれなお店もあるので、「ついで」に墓参りができると思い、利便性で選びました。

年に数回は、買い物ついでの墓参り、あるいは、墓参りついでの買い物をしています。ICカードでいつでも納骨堂に入れるので、ポップな感じ、ラフな感じで墓参りができます。

ロッカー式の1人・2人用、家族ごとの6人用、9人用がありましたので、私の両親と私たち夫婦合計4人が入れるように、6人用に決めました。6人の遺骨を入れることができます。
2つ余るので、「ペットの犬を入れることはできますか?」と尋ねると、「だめです」と、そこでは断られました。

仏具や備品などは別途かかりました。

以上がイニシャルコストですね。

ランニングコストは、年間管理費用の12,000円(月1,000円)。

原則33年間使用することができ、その後は、永代供養墓に名前が刻まれ合祀されます。

墓参り時は、お供えとお花を購入して行きますが、お花はそこでも数百円で買うことができます。
線香、ろうそく、ライター、お花を切るハサミは備え付け。水や雑巾なども自由に使うことが可能。

ろうそくだけは消す必要がありますが、線香から煙がでているまま退出しても構いません。お花やお供えのなまモノなども、片付けてくれます。

なお、宗旨・宗派を問わず利用できるため、納骨法要や1回忌、3回忌法要などでは、宗旨・宗派を連絡すると、お坊さんを手配してくれます。費用は明朗会計、お布施や納骨堂に払う手数料なども先方から事前に提示されます。

お彼岸やお盆の時期には、イベントの案内がありますが、密になるので、コロナ禍の前からその時期を避けて、お墓参りをしています。

 

妻のほうは、岡山の実家の近く(実家から自動車で10分程度)の墓地に昔ながらの立派な墓があり、妻の両親が眠っています。
管理は、近くに住む妻の姉(既婚)が行っています。

私たちが岡山の墓参りをするのは、法要のとき。数年に1回程度。

まだまだ、地方に「納骨堂」はあまりなく、あってもそれを選択する雰囲気はありません。
しかし、このお墓に次に入る人はいませんから、将来どうしていくのか?
いずれ決める必要があるでしょう。

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