投資信託は、どう買うか?

FPオフィス ワーク・ワークス ファイナンシャルプランナー(CFP)の中村宏です。

リモート飲み会をしたことはありますか?

私は一度、2人でZoomを使ってやりましたけど、思った以上に楽しめました。
しかし、3人以上で行うときは、会話がかぶってストレスになるのではないかと思いました。進行役を決めたほうがいいかもしれませんね。

さて、投資信託について、いよいよ最後です。

投資をする目的は、資産を増やすことです。手っ取り早く増やすには、値段が下がったときに投資信託を購入し、値段が上がったときに売却して収益を確定する。これを機敏に繰り返していけば、資産は増え続けます。

ただ、理屈では簡単なことが、実際には極めて難しいことは皆さん承知しているでしょう。
だから、運用のプロに頼りたくなります。

そのプロも、1年以内などの短期的な値動きはわからないでしょう。
日本もアメリカも新型コロナが影響して、株価は2月中旬から大幅に下落しましたが、3月半ばからは逆に大きく反転しました。
今年の経済成長率は大幅にマイナスになると各種経済指標が示しながらも、株価はこのような値動きになりました。

株価だけでなく、金利も、為替も、世界のさまざまなことの影響を受けて決まります。経済指標だけではありません。突発的な自然災害や戦争、紛争などによっても変動します。あらかじめ想定できない事柄が多過ぎるのです。

ですので、私たちがまず念頭に置きたいことは「短期的な値動きはわからない」ということです。

その一方で「長期的(たとえば、10年程度)には全体としてゆるやかに上昇する」と信じることです。実際に歴史的にはそうなってきました。
「今日よりも明日をより豊かに」という経済活動の不断の営みが、世界経済を少しずつ成長させてきました。

ここでいう「全体として」は、日本だけでなく世界全体、株だけでなく債券なども含めて、という意味。

以上のことから、投資信託をどう買うか?の結論は、
「長期・国際分散・積立」。

短期の値動きの影響を抑制するには、定期定額による積立投資が有効。
長期的に全体としてゆるやかに上昇する果実を得るには、長期投資と、世界全体の株や債券などの複数資産を組み合わせた投資が有効なのです。

 

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