投資信託を選ぶときに、どんな情報を見る?(1)

FPオフィス ワーク・ワークス ファイナンシャルプランナー(CFP)の中村宏です。

これから投資信託を使って資産運用をしようと考えるとき、どんなプロセスを経て、投資信託を選んだらよいでしょうか?

順を追ってご説明しましょう。

1、ネット証券に口座を開設する。

業界1位がSBI証券、2位が楽天証券です。証券会社も今やシステム産業だと言われています。セキュリティやコンプライアンスの変動に柔軟にシステム対応できるのは、資金力があるところでしょう。他のネット証券もいいですが、安心感という意味では、大手がいいでしょう。

ネット証券がいいところは、今や、取り扱っているすべての投資信託の購入時手数料をタダにしているところが多く、低いコストで効率的に資産運用ができること、投資信託の品揃えが圧倒的に多いので、選択の幅が広いからです。

野村證券、SMBC日興証券、大和証券は、おすすめしません。これらの会社は、法人向け、富裕層向けにビジネスの軸足を移しつつあります。私たちのような一般個人には向いていないでしょう。

銀行もおすすめしません。同様の理由からです。品揃えにも問題があります。

ゆうちょ銀行もおすすめしません。購入時手数料がかかる投資信託を取り扱っています。

今どき、取り扱っているすべての投資信託の購入時手数料がタダでない金融機関は、ゼッタイにおすすめできません。

「全部ではありませんが、一部の投資信託は購入時手数料を無料にしています」という金融機関もおすすめしません。これは姿勢の問題なのです。購入時手数料が有料の投資信託を少しでも扱っているということは、それで儲けようという意図があるということですから。

投資信託の購入時手数料で売上を稼ごうという金融機関は、時代の流れに取り残されています。

私は、SBI証券と楽天証券の両方に口座を開設していますが、現在稼働しているのはSBI証券だけです。

1社にしたほうが資産の管理がしやすいからです。

楽天証券で保有していた投資信託は、SBI証券に移換(売却せずに、投資信託のまま証券会社を変更する手続き)しました。(なお、NISA口座にある投信は移換できません)

投資信託を選ぶ時には、その前に、金融機関選びがとても重要です。

金融機関に口座を開設するときには、NISA口座の開設も併せて行っておきましょう。(一般NISAではなく、つみたてNISAがおすすめです)

2、つみたてNISA対象商品の中から投資信託を絞り込む

NISA口座を使うにしろ、一般口座(特定口座)を使うにしろ、投資信託は、「つみたてNISA」対象商品から選びましょう。

理由は簡単。

金融庁お墨付きの「投資家(顧客)の立場に立った商品」だからです。

だからといって、かならず儲かるわけではありません。コストが安い、複雑でわかりにくい運用をしてない、運用実績があるなど、金融庁が定める条件をクリアしている投資信託です。

対象商品は、金融庁のホームページに掲載されています。
また、ネット証券のサイトに、その会社が取り扱っている商品が表示されます。

なお、個々の証券会社は、「つみたてNISA」対象商品の中から、自社で取り扱う商品を決めています。

続きは、明日・・・

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