楽天損保が2021年1月から火災保険のネット契約の保険料を割り引く!

FPオフィス ワーク・ワークス ファイナンシャルプランナー(CFP)の中村宏です。

損害保険会社は、「代理店系」と「ダイレクト系」の2つに分けることができます。どの会社がどちらに当てはまるか、会社の名前でわかりますか?

以下の損害保険会社を「代理店系」と「ダイレクト系」に分類してみてください。

多くの方が直感、感覚で分けることができるでしょう。A:東京海上日動火災

B:SBI損害保険

C:損害保険ジャパン

D:イーデザイン損害保険

E:セゾン自動車火災保険

F:三井住友海上火災

G:ソニー損害保険

H:楽天損害保険

I:あいおいニッセイ同和損害保険

J:チューリヒ保険会社

K:三井ダイレクト損害保険

【解答】

○代理店系

A、C、F、H、I、

○ダイレクト系

B、D、E、G、J、K

「代理店系」は、一般的に代理店を通して、損害保険会社と契約を結ぶスタイル。全国に代理店を呼ばれる販売店があり、対面で契約を結びます。

一方、「ダイレクト系」は、ネットや電話等を通して、保険会社が契約者と直接契約を結ぶスタイル。「通販型」などともいいます。

保険金額が同じなら、支払う保険料は、一般的に「ダイレクト系」が安いと言われています。なぜなら、会社を運営するのにコストがかからないからです。

さて、上の解答について、「H:楽天損害保険」は、「ダイレクト系」の間違いではないかと思った方がいらっしゃったのではないでしょうか?
楽天市場、楽天トラベル、楽天証券などはネット完結型のビジネスですから。

しかし、楽天損害保険は、「代理店系」です。
なぜなら、前身が、全国に代理店網を持つ「朝日火災海上保険」だからです。

楽天損害保険は、2021年1月から、住宅向けの火災保険について、インターネットで契約した場合の保険料を、対面での手続きよりも1割安くすると公表しました。

「代理店系」の損保で、火災保険にネット割引を導入するのは初めてです。

近年の風水害の頻発で、大手の損害会社(代理店系)は、火災保険の保険料を2年連続で引き上げます。
楽天損害保険も引き上げますが、ネット割引を使って、契約者の負担を抑制するようです。

「代理店系」の火災保険に加入している方は、ぜひ一度、「ダイレクト系」の火災保険の保険料を調べて確認してほしいものです。

家計に支出を減らすことができるかもしれません。

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◆この記事は、メルマガ「生活マネー ミニ講座」(「まぐまぐ」:無料)にて配信したものです。

 

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