相続財産に占める土地の割合が減ってきている!

FPオフィス ワーク・ワークス ファイナンシャルプランナー(CFP)の中村宏です。

「死亡した方が保有していた相続財産には何があるか?どの程度あるか?」

データで見てみましょう。

■2009年(今から11年前)
土地:49.7%
家屋:5.5%
有価証券(株や債券など):12%
現預金等:22.3%
その他:10.5%

実に、相続財産の半分は、土地だったんですね。

この割合が2018年には以下のようになっています。

■2018年(今から2年前)
土地:35.1%
家屋:5.3%
有価証券(株や債券など):16%
現預金等:32.3%
その他:11.3%

土地の割合が10ポイント以上下がっています。
代わりに換金しやすい有価証券や現預金が増えています。
ということは、遺族間で遺産分割しやすくなっていると言えますね。

土地は、遺族間で分割しにくい財産です。特に、価値の低い土地は、誰も相続したがりません。相続しても、管理が行き届かず、近隣に迷惑をかけないとも限りません。

キャンプ好きの芸人が、山林を買ったという話を聞いたとき、老婆心ながら、将来の相続のことを懸念しました。

 

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