確定拠出年金が2022年度から変わる(4)

FPオフィス ワーク・ワークス ファイナンシャルプランナー(CFP)の中村宏です。

2022年10月から変わることは、以下です。

■企業型DCの加入者が、労使の合意がなくても(規約変更を伴わなくても)原則iDeCoに加入できるようになる。

現在、企業型DCに加入している人が、iDeCoにも加入できるようにするには、勤務先がDCの規約変更をしなくてはなりません。これには労使の合意が必要なことなどもあり、手続きとしては難しいです。

しかし、2022年10月からは、規約変更をしなくても、iDeCoに加入し、企業型DCと併用することができるようになります。

このことは、現在企業型DCに加入している人にとっては、歓迎すべきことです。

企業型DCに加入している方の中には、税制優遇のメリットを享受しつつうまく運用しようと思っても、毎月拠出される掛金の金額が少ないため、資産を増やせないことに不満を持っている方が多いと思われます。

そんな方は、自分でiDeCoに加入して、企業型DCと個人型DCを併用することで、トータルでDCによる運用資産を増やすことができます。

ただし、企業型DCの掛金に応じて、iDeCo(個人型DC)の掛金には限度額が設けられ、上限は月2万円になります。

また、企業型DCに加入して、マッチング拠出をしている場合などには、iDeCoに加入できません。

 

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