自賠責保険、2年連続値下げ決定!

FPオフィス ワーク・ワークス ファイナンシャルプランナー(CFP)の中村宏です。

先週、金融庁は、2021年度の自賠責保険の保険料を引き下げることを決定しました。引き下げの水準は、1割程度になる見込みだとか。

なお、引き下げは、2年連続です。

今回の引き下げの理由は、衝突防止装置などの普及や新型コロナウイルス禍で外出が減って事故の保険金支払いが減少したからです。

「保険」というものは、みんなが払う保険料で、事故や災害に遭った人に保険金を支払う仕組みですから、自賠責保険も、事故が減れば保険料が下がります。自賠責保険は、利益や損失が出ないよう、調整されるのです。

なお、火災保険や地震保険は、近年自然災害が増えていることから、保険料がアップしていますね。

さて、自動車保険について、任意保険は、自分で保険会社を決めて、自分で補償内容を決めて手続きをするため、加入していることを意識していると思います。

しかし、自賠責保険は、誰もが加入しなければならない強制保険であり、補償内容もあらかじめ決まっているため、あまり意識することはないでしょう。
手続きも自動車を購入する時と、車検の時ですから、保険料は他の代金と一緒に払います。明細書をよく見る習慣のない人の中には、加入していることすら認識していないかもしれません。

自賠責保険の補償内容は、死亡事故で最高3,000万円、後遺障害で最高
4,000万円の保険金が支払われます。対人事故に対してのみ対応しており、対物事故には対応していません。

ちなみに、現在の保険料は自家用車で21,550円(2年契約、沖縄・離島除く)です。4月から1割程度値下がりしそうです。

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