ＦＰオフィス ワーク・ワークス ファイナンシャルプランナー(CFP)の中村宏です。
株や債券などへの投資に関して言うと、これらは、突き詰めれば紙切れです。１万円冊に１万円ほどの価値がないのと同じように、株にも債券にも、紙そのものに価値はありません。
社会全体の約束事として、「一定の価値がある」としているのです。
ただ、株を保有すると、売買しなくても、期末には配当金を受け取ることができます。
債券は、保有しているだけで、半期に1度、利息を受け取ることができます。
その上、株価や債券の価格が変化するため、うまくすれば値上がり益を得ることもできます。
一方、金は、金そのものに価値があります。つまり、商品です。しかも劣化することのない商品。
商品ですから、売買をするときは、株や債券ではかからない消費税がかかります。したがって、消費税５％のときに金を購入して、10％のときにで売却すると、単純に税率の差の５％分儲かることになります。
金には、株のような配当がありません。債券のような利息もありません。
保有しているだけでインカムゲインを得ることはできない投資商品です。
金は、価格の上昇だけが収益になることを、肝に銘じておく必要があります。
ワークワークスの個人向けサービス
