FPオフィス ワーク・ワークス ファイナンシャルプランナー(CFP)の中村宏です。
新型コロナウイルス感染症が拡大し、先が見えない時期が続きます。
直接的に影響を受けている交通、観光、飲食、イベントなどの業界、業種で働いている方などの不安は募るばかりでしょう。
医療、介護関連の方々も、感染のリスクにさらされながら、人手不足によるオーバーワークで、疲労困憊されているでしょう。
「ワクチン接種ができるようになるまで」といえども、いつになったら接種できるようになるのか?接種して効果はあるのか?副反応はどれくらいの確率で起こるのか?・・・いまだ、判然としません。
コロナ禍で収入が減っている方は、今だからこそ、自分や家族の将来を長期的に考えてみてほしいと思います。
現在、基本的な生活費がいくら程度なのか?
将来は、いつ、どんなライフイベントがあって、その実現にいくらくらいかかるのか?
足元の預貯金等の金融資産はいくらあるか?
こういったことを、静かに、整理してみてほしいのです。
「今後収入がどうなるか、まったく見えない」という方は、支出だけでも、しっかりとプランニングをしてほしいと思います。
将来必要なお金などを、目に見える形にするだけでも、「これからどんなことに注意すべきなのか?」、「当面の生活費をいくら以内におさめる必要があるか?」、「コロナ禍が過ぎ去ったあとに、いくら程度の収入が必要か?」、「削減できるムダな支出はないか?」など、いろんなことを考えるキッカケ
になるはずです。
暮らしのやりくりをしている主婦の方などは、すでに家計管理のベテラン。将来の家計の方向性を検討するための「わが家のライフプラン」を作ることができるはずです。
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