FPオフィス ワーク・ワークス ファイナンシャルプランナー(CFP)の中村宏です。
金の価格が上昇しています。
2019年12月1ヶ月の平均は、1グラム5,218円。
そして、2020年7月の平均は、1グラム6,341円台。
8月は7,000円台に突入。
今年に入って、大幅に上昇していることがわかります。
ちなみに、もっとさかのぼってみましょうか。
2015年1年間の平均は、4,546円。
2010年のそれは、3,477円。
2005年は、1,619円。
2000年は、1,014円
1世紀以上前の1897年(明治30年)は、1円34銭。
さかのぼり過ぎて、訳がわからなくなりましたか?
株もそうでうすが、金(きん)にも、新型コロナの感染拡大に伴う世界各国の財政出動による金(かね)あまりに伴って、リスク資産になだれ込んでいます。そのため、取り引きが活発になって、価格が上昇しています。
一般的には、「有事の金」などと言われ、戦争、動乱、大災害などの有事には、株などの価格が下落し、金が買われて価格が上がるもものですが、最近は、株も金も価格が上昇しています。
さて、最近の金価格の上昇が報道で取り上げられていることをキッカケに、金投資に興味を持つ方もいらっしゃるかもしれません。
ただ、投資に関して言うと、価格上昇がニュースになり始めた頃には、すでにずいぶん高くなっていることが多いです。
なので、これからまとまった資金で金(きん)を一括で購入すると、「高値づかみ」をすることになりかねません。要注意です。
金への投資は、毎月コツコツと積立投資をする純金積立と、5グラムから1キログラムまでの複数の重量サイズの塊をまとまった金額で購入する金地金、金貨の購入などの方法があります。
高値づかみを避けて相場の変動の影響を受けないようにするには、純金積立がオススメ。