投資信託は、どこから買うか?何を買うか?

FPオフィス ワーク・ワークス ファイナンシャルプランナー(CFP)の中村宏です。

新入生、新入社員、部活に一生懸命の学生、受験生、オリンピックを目指しているアスリートなどにとっては、今年1年は死活的に重要です。
一方、私どものような、平坦な日常を淡々と送っている中高年にとっては、この1年を仮に棒に振っても「痛いけど、仕方ないな」で済ますことができます。

同じ時間でも、人によって、あるいは、人生のステージによって、その重みがまったく異なることをわかった上で、想像力を働かせてコミュニケーションをとりたいものですね。

さて、ここ数日、投資信託での運用をテーマにしてきましたが、つまるところ、読者の方の興味は、「どこから買うか?何を買うか?」ということではないでしょうか?

どこで買うか?については、ネット証券がオススメです。
候補として、最大手のSBI証券、2番手の楽天証券などが安心なのではないでしょうか?

古くからの野村證券、大和証券、SMBC日興証券など、対面型営業の会社は、今やすっかり個人の顧客をネット証券に奪われて、今後は法人向けの事業を主体としつつ、個人向けは富裕層のみをターゲットとしたプライベートバンクのようになっていくでしょう。

富裕層でない一般ピープルの私たちは、低コストのネット証券が最適。

なお、随分前に銀行の窓口で働く女性たちから宴席で聞いた言葉が印象的でした。
「1,000万円程度のお金を持って来て預金し、富裕層ぶってる人がいるから困る」・・・つまり、たった1,000万円では富裕層にあてはまらないということ。くれぐれも勘違いしないように。

SBI証券の投資信託の取扱本数は、2,690本(2020/7/6)、楽天証券のそれも、測ったように2,690本以上(2020/8/3)となっています。いずれも、圧倒的な取扱本数で、品揃えの豊富さを示しています。
品揃えが豊富だということは、信託報酬が低いものも積極的に取り扱っているということです。

また、これらすべての投資信託の購入時手数料は0円です。

したがって、コストの低いものを広い品揃えの中から選択することができます。途中で別の投資信託に切り替える場合も、選択肢がたくさんあります。

次に何を買うか?については、参考にできる資料があります。

金融庁がホームページで公表している「つみたてNISA対象商品届出一覧」。

つみたてNISAで活用できる投資信託は、金融庁が認めた商品だけ。
投資家の立場に立った低コスト、運用実績などの条件を満たしたもの175本(2020/6/29)のみです。

いわば、金融庁がお墨付きを与えた175本です。
玉石混交の6,000本以上ある投資信託のなかの175本ですので、相当厳選されていることがわかります。

つみたてNISA対象商品とはいえ、つみたてNISAだけでしか使えない訳ではありません。税制優遇措置のない普通の投資でも使える商品です。

SBI証券や楽天証券では、これら対象商品のほとんどを取り扱っています。

「175本のなかから選ぶのも、数が多くて難しい」という方のためにいうと、指定インデックス投資信託157本の中の「バランス型(海外型)」。
これで73本に絞り込めました。

この中から2つ、3つ選ぶのが良いでしょう。
73本の中にも似たものがたくさんありますので、たくさん買わないようにしたほうが良いでしょう。

 

ワークワークスの個人向けサービス

PAGE TOP