東京のマンションは、パワーカップルしか買えない!?

FPオフィス ワーク・ワークス ファイナンシャルプランナー(CFP)の中村宏です。

マンションの値段が上がっています。

1月24日の日経の報道では、東京カンテイ調べとして、東京都の都心6区(千代田区、中央区、港区、新宿区、文京区、渋谷区)の中古マンションの平均価格が2022年は9,800万円だったそうです。

新築ではありません。中古ですよ。

70平米換算の中古平均希望売り出し価格は前年比7%上昇。2004年の2.2倍。

範囲を広げた23区でも8%上昇の6,842万円。

不動産助言会社トータルブレインによれば、現在、3,000万円台の新築マンションの供給物件数は、首都圏(東京都、千葉県、神奈川県、埼玉県)では、2010年ごろの約10分の1だとのこと。東京23区内ではとても探せず、埼玉県や千葉県の一部などに限られるようです。

不動産経済研究所によれば、2022年の首都圏の新築マンション発売価格は、前年比0.4%上昇の平均6,288万円。2年連続で過去最高を更新。

私が住んでいる東京都調布市でも、調布駅近くの70平米程度(3LDK)の新築マンションは、7,000万円台くらいです。
マジで、10年前と比べると嘘のようです。

最近になって、さまざまなモノの値段が上昇していると言われていますが、マンションというモノは、何年も前から、かなり上昇しています。

1億円に届きそうなマンションが買えるのは、夫婦がともに正社員で働き、それぞれ年収1千万円超え、世帯収入では2千万円超えの方たち(パワーカップル)くらいでしょう。

夫が正社員、妻がパートでは、相当厳しいと言わざるを得ません。

地方から東京から異動してきたら、東京の住宅価格のあまりの高さに、笑ってしまいます。笑うしかありません。

東京都の出生率(2021年で1.13)が、全国一低いのは、住宅にお金がかかり過ぎることも大きな原因でしょう。

住宅価格が高いエリアでは、教育費も高そうです。

 

 

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