FPオフィス ワーク・ワークス ファイナンシャルプランナー(CFP)の中村宏です。
3、ネット証券の画面で、投資信託の情報を照会する
開設したネット証券のサイト画面では、取り扱っている「つみたてNISA」の商品が一覧で表示することができます。
では、比較的人気の高い投資信託を例にとって、投資信託を選ぶ場合に、どんな情報を見るべきかをご説明しましょう。
SBI証券のつみたてNISA商品ラインナップ画面から、以下の商品を選択してみましょう。(ネット証券会社であれば、画面の内容はほぼは同じです)
○eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
画面が展開して、この投資信託の詳細情報が出てきます。
たくさんの情報が記載されているので、投資初心者は、どこを見たらよいかわからないでしょう。
まずは、「運用方針」。
SBI証券の画面には、以下の記載があります。
「日本を含む先進国ならびに新興国の株式に投資し、MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス(配当込み、円換算ベース)に連動する投資成果をめざして運用を行います」
このことから、この投資信託は株式100%で運用されているということ、また、地域は日本と先進国と新興国だということがわかります。
なお、一般に株式は、債券よりもリスクが高く、リート(不動産)よりもリスクが低いです。
そして、日本、先進国、新興国の順に、リスクが高くなります。
資産別のリスクの傾向、地域別のリスクの傾向は、覚えておいてくださいね。
次に、「最大上昇率・下落率」を見ましょう。
この投資信託は、2019年1月から12月の1年で、+26.82%上昇したこと
がわかります。
一方、2020年1月から3月の3ヶ月で▲21.86%下落したこともわかります。
株式100%で運用されているので、リスクが高い(ぶれが大きい)のです。
次に「信託報酬」を確認しましょう。
この投資信託は、税込みで年0.1144%以内とあるので、かなりコストの低いことがわかります。
では、もうひとつ、例を挙げましょう。
それは、明日・・・
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