会社の確定拠出年金(DC)に加入している人は、iDeCoを併用してみては?

FPオフィス ワーク・ワークス ファイナンシャルプランナー(CFP)の中村宏です。

ところで、今年の花粉の量は、凄まじくないですか?
尋常ではないと思いませんか?
やられていませんか?

私、すっかりやられてます。完敗です。

東京には、世界で最も登山客が多い名峰?高尾山があり、中腹にある薬王院につながる道を歩いていると、道沿いに名前が書かれた板がたくさん並んでいます。「杉苗奉納者御芳名」とあり、前年に1万円以上の杉苗奉納をした方の名前が貼り出されるそうです。

遠い昔より高尾山のご信徒は、願いが成就した時に、感謝とお礼を込めて苗木を奉納する習慣があったようです。

杉苗奉納と東京の花粉症・・・ちょっと、関係ありませんか?

さて、勤務して会社に、確定拠出年金制度(DC)が導入されているという方も、今では多いでしょう。

昨年10月から、会社のDC(企業型DC)に加入している人は、iDeCo(個人型DC)にも加入できるようになりました。

企業型DCだけでは、老後資金の準備が万全ではないと思う方は、iDeCoの活用も検討してみてはいかがでしょうか?

iDeCoは、企業型DCと同じように、原則60歳になるまで引き出すことができない制約があるものの、掛金に所得税・住民税がかからない、運用収益に税金がかからない、受け取り時にも税制優遇があるメリットのある仕組みです。

来年から新しくなるNISA制度よりも、税制メリットは大きいです。

ただし、企業型DCにおいて、マッチング拠出(加入者掛金)をしている人は、iDeCoを使うことはできません。
マッチング拠出とは、自分の給与から天引きで掛金を拠出することです。
しかし、マッチング拠出による掛金を停止すれば、iDeCoを使って、掛金を拠出することができます。

なお、iDeCoは、自分で金融機関を探して決めて、iDeCo用の口座を開設する必要があります。
また、iDeCoも掛金の限度額が定まられています。それは、会社のDC以外の退職年金制度によって異なります。また、会社の拠出金額によっても異なります。

ここで、詳細を説明すると、細かくなりすぎるので、企業型DCに加入している方は、ぜひ、自分がiDeCoに加入しようとする場合、どんな選択肢があるのかを確認してみてください。
会社の担当者に聞いてみてもいいでしょう。企業型DCの問い合わせ窓口に聞いてもいいでしょう。

皆さんの今後の財産形成に大きな影響を及ぼす制度変更です。

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