マンション価格。2010年を100とすると、今年5月は165。

FPオフィス ワーク・ワークス ファイナンシャルプランナー(東京・調布)の中村宏です。

こんにちは。

しばらくお休みをいただいておりましたが、今後、不定期ながら、これまでよりも少し高い頻度で配信をしてまいりたいと思います。

どうぞ、よろしくお願いいたします。

さて、東京で、マイホームを取得しようとする場合、普通のサラリーマンの方であれば、マンションを志向するケースが多いでしょう。

なぜなら、東京の土地は、地方の人からみると異常とも言えるほど高いからです。一戸建てを取得しようとすると、集合住宅であるマンションよりも広い面積の土地の取得が必要となり、そのためマイホームが超割高になって、普通のサラリーマンには手の届かない金額になってしまうのです。

親が東京に住んでいて、実家の庭にマイホームを建てることができる人はラッキーですね。土地代はタダですみますから。

一戸建てに比べると、マンションは、上の理由で割安のハズなのですが、近年、価格がすこぶる上昇しています。

私は、東京都調布市に住んでいますが、最近では、駅近の新築マンションの価格が、かつての都心の価格ほどになってきています。

これでは、普通のサラリーマンの収入では、郊外のマンションにも手が届かないのではないかと危惧しています。

郊外の中古マンションや、駅から距離のあるマンションなどを物色せざるをえないのではないかと・・・。

さて、国土交通省が毎月公表している「不動産価格指数」というものがあるのですが、2010年のマンション価格を100とした場合、2021年5月は165なんだとか。

なんと、11年間で65%も価格がアップしています。
なお、これは、東京限定ではなく、全国のデータです。

マンション価格は、全国的に上昇してきています。

一本調子で急激に上昇しはじめたのは、2013年くらいからです。

超金融緩和政策がスタートしたころからですね。
市場に余ったお金が不動産に向かって、価格を釣り上げている。
株価を釣り上げているのと同じように。

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